オーディオ話

2018年11月 8日 (木)

転売屋に引っかかった話〜ST-S333ESG

FM放送を真面目に聞いたのは、おそらく学生時代。
中学生の時はYMOが解散することになって、FM東京で連日アルバム放送をしたのをカセットテープに録音、そのために8素子を屋根にあげたり。高専の寮では、こっそり屋上に忍び込んで自作アンテナや自作プリアンプを試したり。
車でも、たまにFM放送を聞くけれど、じっくりとではなくて。

たまたまバブルオーディオ末期のチューナーを頂いて、音の良さを再確認したら火がつきました。
ヤフオクで、名機と言われるSONY製ST-S333ESGを調達。

…動作保証と言っていたのに、全く受信せず。ジャンクが届きました。
出品者に連絡しましたけど、返送料はこちら持ちで、本体金額だけ返す、と。
最初の送料も加算すると、落札額以上。で、手元には何も残らず。
あぁ、転売屋だったんだなぁ。自分は全く損しない様にしてる。

まぁ、そんなゴミみたいな奴のことを覚えていても損なだけで仕方ない。自分で修理を始めました。
症状は、信号を受信すると音が出ない。ステレオ放送のインジケータも灯らず、局間ではノイズが出ます。
オートチューニングは作動するも、MPXにも(ステレオ分離前の)信号が来ていません。
ということはPLL検波回路の不具合決定。
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回路図見ながら、各部の電圧や信号を拾っていくと、やはり辻褄が合わないところがありました。
で、これだ、という部品…6.2Vのツェナーを外してチェックすると…ショートモード破壊でした。
手持ちのものと交換。本当ならローノイズ品が欲しいのですが。

そして、電源投入。


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無事に動きました。
本当なら測定器使って調整したいのですが、標準信号発生器などを持っているはずもなく。
まぁこの状態でもリミッターかかった下手なJ-PopのCDなんかより音がいいですし。


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2018年10月19日 (金)

本末転倒、かもしれない(ONKYO A-905FX)

ちょっと前に、電源入らずというジャンクなONKYO A-905FXを買いました。980円で。
店員さんには念を押されましたが…本当にいいの?と。自作アンプのケースにするからと言ってレジを通して頂きましたけど。

結局は部品代100円かからずに修理が済み、無事に音を出してくれています。
前々からONKYOのデジタルアンプ(VL DIGITAL)の音が聞きたかったんですよ。CR-185系譜のアナログアンプは持っていたので。
なかなか元気で素直な…185に通じる音がして、僕好みです。

とはいえ、そのまま使うほど素直じゃないのが僕。気になったところに手を入れようと分解したら最後、全部に手を入れることになしました。
もともと故障していたマイコンの電源系に合わせて、音が通るところの有寿命部品(ケミコン)は総交換。
プリ部はMUSE KZをメインに(無理やり押し込み)、サイズが無理なところはニチコンのMUSE FXとKA。パワー段はKA、デジタル系は超低ESR品と定番OS CON。

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しばらくはエージングしていますが、音の情報量が増えました。今まで聞こえなかった様な演奏ノイズまで見えるように聞こえます。
本体の価格の4倍の部品代…😓

こんなことは趣味だから出来る訳ですけれど。

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2018年10月13日 (土)

素人修理(破壊)の後遺症

昔、ゲーム会社に在籍したいた頃の音源を聴きたくなって、カセットデッキやMDを引っ張り出そうと思ったのですが…
引っ越しを2回経ているので、クローゼットの奥底にしまってあるらしく出てこない。

面倒だったのでハードオフで調達してきました。もちろん間に合わせのジャンク品ですが。😅
KENWOODのX-SE7とDM-SE7です。
カセットデッキはゴムベルト交換程度で動きそう。輪ゴム代用で再生しました。

問題はMDデッキのDM-SE7の方。
再生どころかMDを認識しません。分解した跡もあるし、嫌な予感が。
とりあえず、ピックアップが見えるところまで分解したら…懸念的中。
そして、ネット上で見たことがある「縦置きすると動く」という情報の意味もわかりました。
それは修理じゃなくて、破壊だろ、と。
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既に対物レンズを外してありますが、支えている線バネが曲がっています。
ネットで見かけたのも、再生しないからレンズを綿棒で磨いた、と書かれていましたが、そんなことをするとこの様になるわけです。
CDプレイヤーより繊細な構造ですから、馬鹿の一つ覚えで、綿棒なんかで擦って力をかけるとバネが歪むのです。この機器は、歪みどころか上側バネが伸びています。
こうなると、ピックアップコイルに電流を流してもレンズは平行移動しませんからピントも合わなくなります。
縦置きすると動作がマシになるのは、重力の影響が減るからで、その程度の歪みでもピックアップには多大な影響が出ることの根拠でもあり。
極細ピンセットで、板金の要領で少しずつ平行になるようにします。(それには、レンズを外して横から見ないと作業出来ません)

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ここまで戻しました。1時間くらいかけて…

そして。

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机の上で、何枚か再生しましたが問題なく。

ネットで素人修理を自慢げに掲載されているのを鵜呑みにして修理した気になって、破壊している人が、身近にもいるんだなぁとわかりました。
購入時には気をつけないと。

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2018年10月 6日 (土)

CDP-X33ESの修理と改良

先日壊れているのに気がついて手を入れ始めたCDP-X33ES。
液漏れしていたオーディオ用ケミコンは、同グレードのものは全て撤去し、ニチコンのMUSE KZへ。
デジタル系は、元はギリギリ耐圧6.3V品のもの(ESRを下げるため意図されたもの)でしたから、超低ESR品に交換。
電源引き回しの先の方にあるサーボ系は、超低ESR品で容量を増やしました。
※これで、振動での音飛びが劇的に改善しました。

ここまでやって、音を聴くと…以前ほどでは無いけれど、まだ多少音が割れます。また音量が大きくなったり小さくなったり。

ネットにこの機種のサービスマニュアルがあったので、見てみる…あとはミュート系があやしそうです。

最初は、ポップ音を減らすための(リレーでは無い方のミュート作動を緩やかにする)コンデンサの不良を疑いましたが、外してチェックすると容量抜けはなく。(せっかく外したので、在庫のあったBPのMUSEへ交換)
次に、ミュート用トランジスタを駆動しているデジタルトランジスタをチェック。

CDの制御ICからのミュート信号は正常。でも。
2段目のベースの電圧が、両チャネルともミュート解除で不安定…これではミュートが中途半端にかかっている状態です。
となると、1段目が、両チャネルとも壊れている訳で。

手持ちは…東芝のNPN型デジタルトランジスタがあったので(入力抵抗がちょっと小さいものでしたが、定格的には大丈夫)、それに交換。

ついでなので、オペアンプをLME49720にして、クロック周りのバッファを74HC04から74AC04へ。(このあたりは、そのうちTCXOにする予定)

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ということで、修理と改良の第一弾完了です。

低音が厚くなったのはMUSE KZの影響でしょう。
また、ギターのフレットを擦る音やピアノのペダリングまではっきり聴き取れるようになったのは、オペアンプ交換とクロック周り(この機種のDACはクロックの品質にかなり影響されますから)でしょうね。

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2018年10月 1日 (月)

嵐の夜に

前回は、オーディオ教なコンデンサ交換厨をディスったばかりですが。

CDP-X33ESのコンデンサ(DUOREXⅡ)の液漏れ修理ついでに、見た目問題無さそうなものも交換しました。ニチコン製をメインでチョイス。

アナログ系はMUSE KZ。電源の上流はAudio用ハイグレードランクのKA、チップ直近には超低ESRランクを。

CDP-X33ESは回路図付きのサービスマニュアルがネットに出ているので、回路屋にはいろいろ検討出来ますから…便利。

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ちゃんとオシロ使って、トラッキングも調整…RF出力があまり上がらないので、そろそろピックアップが寿命の様です。この機種のピックアップは、もちろん製造終了していて入手できても高値なんですよね…

まぁ今のところ問題なく再生するので、台風の風で外はうるさい中カルメンを大音量で聴いています。

しばらくは、エージングしないとギスギスした感じがしますけれど。

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2018年9月27日 (木)

SONY CDP-X33ESの修理

発売当初に購入し、そのまま家のオーディオラックに鎮座しているSONY CDP-X33ES。
当時はマルチビットDAC流行りの時期で、1ビット系は珍しかったと記憶しています。
ビットの粗密でアナログ信号を再生するというのは、エンジニア的になるほど、と思ったのも購入動機だった様な。

ともあれ、その後はアンプもついてるONKYO CR-185などの方が(操作が)面倒でなく、なかなか使われずに放置されていたのですが。恐らく、最後に通電したのは震災前。😓

先日ONKYOのCR-S1を入手して修理したのに合わせ、音でも聴き比べてみようかと電源を入れCDを再生したところ…音圧が大きくなる瞬間にノイズが。
コンデンサの容量抜けなど、電力不足が原因の時の症状です。

で、ラックから引き出して(重量級なので、大仕事)、分解してみたら。

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オーディオ系に使われているELNA DUOREX Ⅱの大半(220μF以下)は全て液漏れしていました…
放置してあった以上、通電時間での寿命では無く、時間経過で壊れた様で。これはダメでしょ。😠

自宅には、CR-185以前アンプ自作にハマってた頃の遺産…BlackGateとかMUSEとかのオーディオ用コンデンサが在庫していますので、どれか品種決めて交換したいと思います。
とりあえずは、基板腐食が進まない様抜き取りだけは行い、あとは時間があれば。


あ、電子回路素人さんがコンデンサ交換して「音を改悪する」記事があちこちで見られますけれど😓、よく「5V系に6.3V耐圧のコンデンサ使いやがって」なんて、勘違いの文句を書かれています。
この文句自体が「電子回路素人の証明」なのですが…

回路を見てみると、耐圧が低いコンデンサが使われているのはデジタル系の回路です。
上のCDP-X33ESの写真でいうと、手前側。基板左手が操作系のコントローラ、その奥が信号処理とDAC。
左手がサーボ系。そして、そのあたりの電源ラインは、ICすぐそばに6.3V耐圧の330μFが。

何故耐圧が低いのかは、電解コンデンサの構造と選定理由を理解していれば明らかです。
耐圧は電極箔の絶縁層の厚みと密接に関係しており、耐圧が高い=厚みがあります。
同じ容量でも厚みがあると、コンデンサ自体の等価直列抵抗も高くなります。(コンデンサ交換厨が好きなマザボ用コンデンサで低ESRのESRというのは、これ)

デジタル系回路は扱う信号の周波数も高いわけですから、本来電力が必要な時にコンデンサ自体のせいで電流が流れない、というのは本末転倒。
低ESR品などを使わず、耐圧が低い=同じ容量でもESRが低いものをわざと指定して使っているのです。

耐圧がギリギリなことが許せなくて高いものに交換したいなら、オーディオ用ではなく低ESR品に交換、です。

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2018年9月21日 (金)

熊が入ってたCR-S1

先日購入して修理したジャンクのONKYO A-905FX。(コントローラ基板のセラロックと電源ラインのケミコンの容量抜けが原因)
音は気に入ったのですが、単体のアンプですから音源は別…

過去、CR-185シリーズを多数買って、いろいろ改造しまくって音が変わるのを楽しんでいたので、まとまっていると良いなぁと思い立ち。
(若い頃は、バラバラのシステムコンポが好きだった記憶が

また直せば、その過程も楽しめるとばかり、ヤフオクでCR-S1を落札しました。
CD再生不可、スピーカーセット品です。

到着後、本体を確認すると…開封した痕跡が。背面のネジも、一本足りず。

まぁ前の持ち主が直せなかったとしても、僕が直せばいい話。早速分解を始めました。

ドライブが取り出せたところで、隙間からカラフルな色が見え。
「ONKYOも、こんな色の成形品作るんだなぁ…」と感心していたら、何やら絵の様な…熊?

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スロットイン型なので、子供がスリットにちょうど入るオモチャ?を入れてしまったのでしょう。
合計5枚も。

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そういえば、Win.95の頃だったか、FDDが読めないという修理を依頼されて訪問したお宅で、ドライブの中からセーラームーンの切り抜きが出てきたことがあったっけ。😅


以前分解された時に接点を剥がしてしまったフィルムケーブルも見つけたので、手直しして。
正常に再生できる様になりました。

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電子工作やら解析を期待していましたけど、なんだかパズルを解いた感じで終わりました。
音はA-905FXより薄っぺらい感じ…あぁまた改造の虫が。😓

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2018年9月15日 (土)

ONKYO C-705の修理

先日ONKYO A-905FXのジャンク。購入、修理しましたが…

音源として、何かないかと思っていたら、CDプレイヤーのC-705があった事を思い出しました。

もともとセットのアンプに繋ぎ、リモコンで操作していたので放置してあったのですが…実はスイッチが壊れています。

イジェクト押してもリピートスイッチみたいな動きをしたり。再生押しても一時停止になったり。

リモコンでは動作が正常なので、スイッチ自体の故障でしょう。

ただし、使用されているタクティカルスイッチは、よく見かける4ピンタイプではなく、2ピンのもの。
でも、調達優先で出元不明なものを使っても再発するだろうし…

悩みつつ秋葉原をふらついていたら、アルプスの2ピンタイプを見つけたので、30個買っておきました。

そして、やっと時間が取れたのでパネルの9個全部を交換。
ついでに、汎用品ばかりだったアナログ回路の出力部ケミコンを、オーディオ用に変えてみます。

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元どおりに組み直して、A-905FXに繋いで…正常に動作するようになりました。
音は、エージング済むまでギスギスした音ですね。
あと、フィルター周りのセラコンを交換したり、整流しただけの不安定電源がオペアンプに供給されているのを変えたり…
弄れば、間違いなく音が良くなるはず。
(元の構成では、光接続でD/Aはアンプでしたが、A-905FXにはSPDIFが無い)

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2013年7月18日 (木)

2匹目のドジョウは無しで~Vaio Pro その3

MEDIO:

 まずはドジョウの話。Yahoo2


 昨日に続いてポイント当たらないかなぁと「島耕作」を読んだのですが、残念ながら当選機会は1回との表示でございました。(笑

 

 

 で、Vaio Proのぷちレビュー。

 その大きさ故に全く期待していなかったので、全然試していなかった「音響性能」。

(特に国内のオーディオ評論家...自称含む...「スピーカーは大きくなければゴミ」という主流意見があるので、デスクトップ用の卓上スピーカー含めパソコンの音響再生はダメダメ、少なくとも別体のアンプ+フロア用スピーカーで聴かないと良い音では無いという話ばかり。ある意味では正しいのですが、そう言い切れるほど理論的では無い意見)

 ふと思い出した「ミスター・ビーン」の1話をYoutubeで見たら

 「以外に音、いいじゃん!」

 11インチクラス...でも無い、17インチ・オーバークラスの、もはや持ち歩きが出来ない重量級「ラップトップ・パソコン」でもこの音は出ません。

(ハーマンカードン製とかのT社のラップトップパソコンを使った事がありますが、これの音のどこが良いの?と悩んだ位)

 

 どのくらいかというと、デスクトップPCでDAWの定番(?)なRolandやYAMAHA、BOSSのアンプ内蔵モニタスピーカーくらい良い。低音はさすがに線が細いですが、音量を上げても歪や割れも無く、高低音のバランスが破綻していませんので、音楽を聴いていても「まとも」に聴けます。

(ちなみに、今年の4月に購入したという「師匠嫁さん」の11インチTシリーズは...全然ダメな音でした。(--;

 で、今気がついたのですが(笑)、Vaio Proの宣伝文句として「クリアで迫力のあるサウンドを楽しめる」って高音質を謳っているのですね。(^^;

 「オーディオ機器に迫るクリアないい音」...宣伝コピーで「いい音」って、普通使いませんけれど、実際本当に「いい音」です。

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2013年7月15日 (月)

Amar Bose ’51, SM ’52, ScD ’56, Bose Corporation’s founder, has died at 83

MEDIO:

 オーディオ界の興味のある方なら皆ご存知と思いますが、BOSE創業者のアマー・ボーズ氏が死去されました。

 MIT教授職の傍ら、自分の音響工学理論を実現するべくBOSE社を創業、(その音色の特徴は「オーディオ教」の信者内でも好き嫌いが分かれるものの)、小型のユニットから出される低音はサイズからは信じられないくらいとても迫力があるものでした。

 BOSE社のHPには特設ページが出来ている様です。(氏に関する「思い」を投稿出来ます。

 そういえば、社会人になってはじめて買った(寮で使う小型の)スピーカーは101ITでしたっけ...

 

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