MEDIO:
今日は相変わらず入院中の某氏の代理人として、地震保険の調査に立ち会いました。
数年前に新築したばかりで(家主は早々に病院行き(--;)、ローンとセットに地震保険に入らされたらしいのいですが、この時期になってやっと調査の方との日程都合がついた訳です。
人が足らず、関西の方から来ているとの自己紹介。続いて地震保険の仕組み等々の説明。
次に家の調査をしたいが図面は無いでしょうか、との事。電話で聞いていたので、先に探してもらってあった「建築会社さんとの契約資料一式」をお見せしました。
調査用紙に外形と概寸を計算して記入していきます。総床面積と、総外周?らしき数値。
準備が出来たとの事で、家の外に。まず基礎部分を見ていきます。
「軟弱地盤」との調査結果でパイルを打つ追加工事をされたという基礎にはヒビひとつありません。(w
次に外壁。組み込まれた窓枠とサイディングの隙間(コーキング仕上げ?)は「残らず隙間だらけ」。1条工務店も、たいしたこと無いなぁ...(--;
他にも、「ただのサイディングの合わせ目」にも隙間が見られる状態。
室内に戻って、柱...は見えない構造の家でした。
主要な壁の角に柱があると仮定して水平器で調べましたが、1度を超える値は無く正常の判断。
ここで、家自体の損害判定は10%を超えて「一部損」の判定でした。保険金額が1300万円なので、その5%、65万円が支払われるとの事。
外壁の隙間は(浸水の恐れがあるとの考え?)総外周に対してのヒビ箇所を割合計算したそうです。
次に家財です。
大きく5つの項目、さらに小分類があります。それぞれで落下・転倒したかどうかをチェックするだけ。100万円のTVが2台でも、3万円のTV1台でも同じになるそうで、ちょっと納得出来ないですが...
5項目にはそれぞれ最大割合が決められています。家具類だったら小分類のひとつでも「転倒・落下」しただけで4%として足していきます。「壊れてなくても」大丈夫。(?
家具類(合計20% 各4%
□食器戸棚
■タンス(仏壇なんかも
□サイドボード
□机・椅子
□食堂セット
電気器具類(合計20% 各2.5%
□電子レンジ・オーブン
■ステレオ・コンポ
■パソコン・ワープロ(プリンタ、スキャナなんかも
■テレビ
□ファンヒーター・エアコン(下記参照
□冷蔵庫
■掃除機
□洗濯機
食器陶器類(合計5% 各1%
■食器
□陶器置物
■食料品(冷蔵庫の中の、融けた冷凍食品も
□調理用具
□漆器
身回品その他(合計25% 各2.5% ※小分類は「聞かれたもの」で、リストは失念しました。
■時計、メガネ
靴
鞄
スポーツ用品
■書籍
■レコード、CD
■電話
■ピアノ・電子オルガン
■人形(陶器置物、かもしれません
カメラ、ビデオカメラ
おもちゃ
等々
衣類寝具類(合計30% ※他の項目とは計算方法が違うとの事。
この項目で「落下・転倒したもの」をチェックしていきます。上記は非論理氏の家の家財でのチェック例ですが。
項目の内、その家に無いもの(高気密の家にはファンヒーターやストーブが無い、子供がいないのでおもちゃは無い等)は、項目の割合を再計算します。この場合、電気器具類は8→7項目になるので、%の合計値を8/7倍にします。
それで、気になる結果。
37%で「半壊」扱い。保険金額が250万円だったので、125万円の保険金が支払われるとの事。
合計、190万円の支払いになりました。
ちなみに、と聞いたんですが。
落下したシンセサイザは電子オルガン扱いになるみたいですが、「私の部屋でネックが折れたBlackBird」は被害算定の項目が無いとか。ギターやベースだけでなく、ドラムセットや木管楽器をお持ちの方は、大変かも。(--;
地震直後に受付番号に電話したら「その程度では1円も出ません」と女性の受付に言われたらしいのですが、ちゃんと調査するとちゃんとした金額が出るそうです。
受付の女の人は「マニュアル通りにやっているので、実態とは違う」と、帰り際に説明されたんですが...それってマニュアルに「適当にあしらえ」って書いてあるんじゃ?と思った貴重体験でした。(地震保険って、ちゃんと使えるんだなぁと。
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