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2018年9月27日 (木)

SONY CDP-X33ESの修理

発売当初に購入し、そのまま家のオーディオラックに鎮座しているSONY CDP-X33ES。
当時はマルチビットDAC流行りの時期で、1ビット系は珍しかったと記憶しています。
ビットの粗密でアナログ信号を再生するというのは、エンジニア的になるほど、と思ったのも購入動機だった様な。

ともあれ、その後はアンプもついてるONKYO CR-185などの方が(操作が)面倒でなく、なかなか使われずに放置されていたのですが。恐らく、最後に通電したのは震災前。😓

先日ONKYOのCR-S1を入手して修理したのに合わせ、音でも聴き比べてみようかと電源を入れCDを再生したところ…音圧が大きくなる瞬間にノイズが。
コンデンサの容量抜けなど、電力不足が原因の時の症状です。

で、ラックから引き出して(重量級なので、大仕事)、分解してみたら。

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オーディオ系に使われているELNA DUOREX Ⅱの大半(220μF以下)は全て液漏れしていました…
放置してあった以上、通電時間での寿命では無く、時間経過で壊れた様で。これはダメでしょ。😠

自宅には、CR-185以前アンプ自作にハマってた頃の遺産…BlackGateとかMUSEとかのオーディオ用コンデンサが在庫していますので、どれか品種決めて交換したいと思います。
とりあえずは、基板腐食が進まない様抜き取りだけは行い、あとは時間があれば。


あ、電子回路素人さんがコンデンサ交換して「音を改悪する」記事があちこちで見られますけれど😓、よく「5V系に6.3V耐圧のコンデンサ使いやがって」なんて、勘違いの文句を書かれています。
この文句自体が「電子回路素人の証明」なのですが…

回路を見てみると、耐圧が低いコンデンサが使われているのはデジタル系の回路です。
上のCDP-X33ESの写真でいうと、手前側。基板左手が操作系のコントローラ、その奥が信号処理とDAC。
左手がサーボ系。そして、そのあたりの電源ラインは、ICすぐそばに6.3V耐圧の330μFが。

何故耐圧が低いのかは、電解コンデンサの構造と選定理由を理解していれば明らかです。
耐圧は電極箔の絶縁層の厚みと密接に関係しており、耐圧が高い=厚みがあります。
同じ容量でも厚みがあると、コンデンサ自体の等価直列抵抗も高くなります。(コンデンサ交換厨が好きなマザボ用コンデンサで低ESRのESRというのは、これ)

デジタル系回路は扱う信号の周波数も高いわけですから、本来電力が必要な時にコンデンサ自体のせいで電流が流れない、というのは本末転倒。
低ESR品などを使わず、耐圧が低い=同じ容量でもESRが低いものをわざと指定して使っているのです。

耐圧がギリギリなことが許せなくて高いものに交換したいなら、オーディオ用ではなく低ESR品に交換、です。

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