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2010年10月17日 (日)

根っこの部分

MEDIO write:

 

 飽きもせず、またこんな事やっているそうですが。

 尖閣での問題満載の対応も含め、思った事を書いておきます。本来のblog趣旨とは離れてしまうのですが、あまりに情けない事ばかりなので...いたたまれず。

※先に言っておくと、「仲良くしたいと手を伸ばしても相手が聞く耳を持たず」、というなら「何をしても無駄」でしょう、と。話し合いは「相手の言っている事をわかろうと努力する」事無しに出来ないんですから。現状はそれ以前、同じテーブルに着こうとすらしない訳ですから、こちらがやったこと全てが無駄になる訳です。

 

 まず、中国から見た日本。

 前の毛沢東主席時代から(特に1990年代に強化された)行われた「愛国主義」という名の教育で、大多数の国民の根本に刻み込まれたのは「反日」という考え。

 そもそもの「愛国主義」は、(自国の憲法を無視し好き勝ってやっている)共産党への求心力を高めるために行われたもの。で、「反日」は日本でいう「士農工商」みたいなもの。

 

 生産力である「農民」の、被害者意識の向きをそらすため、自分達より下の階層があるよ~という「士農工商」の仕組みと同じ。

 毛沢東が1958年より進めた「大躍進」政策...ソ連から「原子力潜水艦200基」を購入し(実現出来なかったが)、5年間でイギリスの鉄鋼生産量を追いき、15年で全ての項目でイギリスを凌駕するという、工業化・軍事増強政策によって、地方の農民を「人民公社」の配下で強制労働・搾取するシステムが動き出す。

 もちろんこんな無理な事をすれば結果は自ずとわかるもので、自分達の食料も作る事が出来ない農民達は飢餓で次々と死んでいく。ちょっと古い出自だけど、1994年のWashingtonPost誌に「How Many Died? New Evidence Suggests Far Higher Numbers for the Victims of Mao」という記事がある。

 これによると、「大躍進」政策の犠牲者は4300万人。プリンストン大学の現代中国の研究者(著者Chen Yizi氏...元中国政府の官吏である)の発表だが、他に(中国の身内であるはずの)上海の研究所でもほぼ同じ数字が出されている。

 他、毛沢東が中国を社会主義化し独裁的な政治を執った27年間の犠牲者は「少なくとも4000万人、実際は8000万人を超える」という。

 

 ちなみに、これほど「酷い」政治がされた中国の教科書に「大躍進」政策による犠牲者の事はどの様に書かれているのか?というと。

「社会主義の建設を探索するための学費。これは反省され、それ以降生産は回復発展した」...(w

 「8000万人の死者」が学費って...人の命の値段が一番下だという中国ならでは。(w

 

追記:中国河南省禹州市の炭鉱で16日に発生したガス漏れ事故で、17日朝までに死者数は計26人に達した。依然作業員11人が坑内に閉じ込められており、救出作業が続いている※リンク先は日本語ではありません。

 チリでは幸福にも33人全員の救出劇が終わったけど、こっちは助かる見込み(助ける気?)はあるのかどうか。初期に避難を終えた人達以外、助かったという追伸記事は無い。

 ...まぁ昨年だけでも、中国の炭鉱事故で亡くなった人は6000人を超えていますが。

 

※最近のデモで日系企業の襲撃とかの「犯罪行為」について、中国では「愛国無罪」という言葉が使われます。「愛国心によって行われた行為であるから、罪ではない」と。(--;

 毛沢東も「8000万人以上殺しちゃったけど、愛国無罪だよね」、でしょうか。

 

 

 そして。もちろんこんな悲惨な情報は国の威信にかけて隠蔽されます。

 よいことばかり、嘘が書かれた教科書で育った「今の中国の若者(2~40才台前半)」は、毛沢東を英雄と思って(教育・洗脳されて)います。だって、当事の悲惨な迫害・粛正・搾取を経験せずに育ったんだから。

 そして残るのは「反日感情」だけ、と。仕組みを考えたら当たり前の理由です。

 

 じゃ、日本から見た中国は?

 こちらは特段書く気はありません。このblog見ている方は日本人ばかりでしょうから。

 ただ匿名掲示板とかを斜めに見た限り

・労働賃金の低さ=国民の程度の低さ、と捉えているニンゲンが多数いる

→異国間の相対物価、為替相場が考慮されていない。ただ為替相場に関しては、労働賃金が低く見えるように「政府」が設定している、と思われ(て)いる。

・コピー商品、不良品、模造品を罪の意識無く作る

→国民性というより、教育程度の低さの問題で、これも「政府」の責任が大きいのでは。

 これも「国益の為だから、愛国無罪」でしょうか。:-P

・犯罪者を輸出している

→これも、上と同じ。親の代から道徳教育がされてないんだったら、子供も同じでしょう。

 これも「国益の為だから、愛国無(以下略

 

 自分(達)の利権獲得を主目的とし汚職まみれの政府=共産党をまともにしない限り、彼の国は変わりません。だってそういう仕組みになっているんですから。

(先日、社会主義も悪くはない、と書いたんですが、それは統制する部門...中国では共産党...を含め、社会を構成する全てが「私欲を追求せず「「決められた秩序に沿って運営」された場合、です。地球上のほとんどの社会主義国は独裁政府が多く、この点を満たしていない訳で。

 まぁ、そういう政府でないと、社会主義国家にはならないんですが。)

 

 そして、今後も酷くなるであろう国内での様々な不満は、間違い無く「反日」へと変換され続け、今以上の争い・摩擦が起こるのは目に見えています。

 ロシアが自由主義国家を敵視し、アメリカを仮想敵国とした時代と同じです。ロシアは国内経済の破綻により終焉を迎えましたが、国力がある中国は国民大多数が犠牲になる様な事態が起きるまでは、たぶんこのままでしょう。

 

 友好な隣国関係を日本側が築きたいと願うなら、今までの「なぁなぁな関係」を断ち切って、そろそろ本気でケンカ(武力衝突ではありません)をすべきでしょうね。

 

 日本の経済発展の為、輸出入拡大を!なんて言っているお偉いさんは、結局私欲追求(政治屋は、支援してくれている経済界の為)しかしてません。自国民がお金を持てば、国内消費が増えるって事、当たり前なのに。

 レアメタルが買えないなら、基礎研究を進め代替を探すとか。他国の研究と違い、「困った先の事態」に対して、を日々に研究していないのが日本の悪い所だと。

 

 日本の経済活動の一部(調達や生産)を中国に任せている現状、この悪い関係を断ち切る方法は無いでしょうね。「中国共産党崩壊」以外には。

(北朝鮮の内情もあまり変わらず。貧困と飢餓に喘ぐ国民には「この原因はアメリカや韓国、日本にある」と広告されます。

 似た国同士、仲が良いのも当たり前。共に「腐った政府」ですし(^^;)

 

※蛇足:

 社会主義国家の代表となる人物が世襲である事自体、社会主義崩壊の証ですね。

 

※さらに追記:

 今日も大規模な反日デモが起こっているそうである。中国政府は「関心」「理解」はしても「鎮圧」はしないでしょう。事前のネット上に書かれたデモ決起に関する情報も、「削除した」という割にダダ漏れ。

 一方、先日ノーベル・平和賞を受賞した劉暁波氏への協賛・賞賛の書き込みは根こそぎ消されているというのに。

 

 これらを見ても、政府が天秤にかけて、背後で操っているのは誰が見ても。

 劉暁波氏への関心と同意、そして「それに反する政府への不満」を、「反日運動」に向きを変えるための手段、と。

※中国憲法では、第2章にて「言論、出版、集会、団体の形成、行進、デモ、宗教などの自由」を明記しています。氏の逮捕自体が違法なのは明らかなんですが。

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