元厚生事務次官宅連続襲撃事件に思うこと
初出:2008/11/21
(自称)犯人出頭で:2008/11/23
憶測部分を修正:
MEDIO write:
「元厚生事務次官宅連続襲撃」事件の犯人を名乗る男が、警視庁へ出頭したというニュースが入った。まだ犯人と決まっていない上、その背景もわからない状態でいろいろ論ずるのは問題があるのだが、気になる事もあったので、いつも通り書き連ねてみる。
気になったこと、とは:「舛添厚労相「まだ犯人かは未確認だが」 連続襲撃事件」
実は会社で、この事件の犯人は自首するんじゃないか、と話していた。「複数の元厚生事務次官」を狙ったのだから、犯行の動機が「厚生省への不満」なのであろうから、犯人は
1.「自分は間違ったことはしていない」という確信犯
2.社会に対して表明したいメッセージがある政治犯、もしくは義賊
の可能性が高い。そしてそのどちらも、犯行を声明しなければ事が完結しないからである。
そして、恐らく現在取り調べ中の「自称犯人」は、捜査官相手に自分の考えを話しているのではないだろうか、と。
さて、ここで先にでた「気になること」だが。
舛添厚労相「まだ犯人かは未確認だが、非常に卑劣な犯行であり、二度とこのようなことが起こらないように背景をきちんと調べてほしい」などと言っている。
確かに人に危害を加えるという行為は許されるものではない。だが、それを隠れ蓑....殺傷された厚生省の役人達がかわいそう、と一方的に騒ぎ立て....にして、今までの厚生省の不祥事を無い事にするのは、さらに許されることではない。
追記部分:
予定通り、自首してきた犯人には弁護士はまだ付いてない様子。警察から一方的に発表される「自供」だけである。
このまま「この犯人は、30年以上前の飼い犬の事を根に持つ様な、既知の外の人」などということで片付けられ、高まってきた元厚生省の不祥事バッシングは鎮火させられてしまうのだろうか、と。
※例えば、年金問題が犯罪の理由だとしたら、もちろんやり方....元役人の殺害....は間違っているけれど根本の原因は厚生省側にある、という世論も出てくるわけで。役人、公僕、揃って火消しに走っているんじゃないかと思うのは、穿ちすぎ?
さらに追:年金記録が見つかって、不払いの年金が1600万円以上支払われたケースがある。
支払われた方々は60代後半以降の方ばかりで、恐らくそれ以上に「支払われる事もなく、そして医療費が払えずに亡くなった方々」もいるはずである。そんなケースは、厚労省としては「死人に口なし」と胸を撫で下ろしているのだろう。「本人確認」のし様が無いのだから。
文句があるなら、この件を「ポケットマネー」で調べて(自分達の不始末に税金を使うなって)、「こんなに被害者がいました」と、「自首」してください、桝添さん、と。
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